四季彩暦

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旧・玉水新地

高知城の西・下町地区

高知県高知市玉水町


Canon EOS-7D + EF24mm f/2.8
ISO 100 
絞り優先  Av 8


ここは、かって玉水新地と呼ばれた遊郭が軒を並べ賑わった場所です。

江戸時代の土佐では、芝居や料亭等は厳禁されていたそうで、明治になって禁制が解かれると、妓楼や芝居小屋が出来、毎夜三味線や鼓の音が鳴り響く、遊郭街になったそうです。

太平洋戦争の時も、高知大空襲の戦災でも被災しなかったそうで、戦後は赤線地帯として知られていた場所です。.

当時、玉水新地で特に有名だったのは、 明治3年創業の「陽暉楼」と言う大楼で、明治11年の中秋の名月の日に、西南戦争で熊本鎮台司令長官として熊本城攻防戦を指揮した谷干城が土佐に凱旋帰国した際、帰国祝いをかねて観月会が開催されていますが、其の時に谷干城が「近水楼台先得月、向陽花木易為春」の詩から「陽暉楼」を「得月楼」と改名しています。

その後、「得月楼」は稲荷新地に移り、現在は、はりまや橋交差点近くで料亭「得月楼」として営業を続けています。


土佐の生んだ女流作家・宮尾登美子さんは、この「得月楼」をモデルに数々の小説を発表し、映画にもなっていますから、御覧になった方もおられると思います。

因みに、小説の舞台になったのは、稲荷新地に移った後の、昭和初期の「徳月楼」でした。

東映映画 『鬼龍院花子の生涯』 (1982年)
監督:五社英雄
主演:夏目雅子・仲代達矢  
原作:『鬼龍院花子の生涯』 宮尾登美子・著

松恵役・夏目雅子さんの「なめたらいかんぜよ!」と言う名セリフが、当時流行たくらいです。

東映映画 『陽暉楼』 (1983年)
監督:五社英雄
主演:池上季実子・緒形拳
原作:『陽暉楼』 宮尾登美子・著

東映映画 『寒椿』 (1992年)
監督:降旗康男
主演:南野陽子・西田敏行
原作:『寒椿』 宮尾登美子・著
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 街角景観|高知城西・下町地区(高知)

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